ここは、旅が始まる場所。|ビジネスホテル西根 PV
ホテルのPVをつくるなら、
客室を見せる。
食事を見せる。
働く人の笑顔を見せる。
どれも、そのホテルを知ってもらうために
大切なものです。
けれど今回、
映像の中心に置いたのは、
ホテルで過ごす時間ではありませんでした。
そこから始まる一日でした。
Business Hotel Nishine Promotion Film
01 / CONCEPT
「泊まる場所」から、
「ベースキャンプ」へ
ビジネスホテル西根さんとの取り組みが始まったのは、
2024年の春でした。
最初に考えたのは、この場所を
単なる「泊まるための施設」としてではなく、
目的の場所へ向かう人たちの
ベースキャンプとして伝えることでした。
最初の企画書には、
四季の風景。
客室。
食事。
働く人。
お客様の声。
伝えたい魅力が、
いくつも並んでいました。
ただ、魅力が多いことと、
映像が強くなることは
同じではありません。
すべてを入れようとするほど、
かえって、
ビジネスホテル西根を選ぶ理由
が、ぼやけていきました。
必要だったのは、
魅力を足すことではなく、
すでにある魅力の核を見つけることでした。
考えて、削って。
最後に残ったのは、
一人の宿泊者が
冬の朝に目を覚ます場面でした。
ホテルを出ていく人を撮る。
そう決めました。
02 / FREEDOM
「自由」の向こう側にある喜び
ビジネスホテル西根からは、
いくつものスキー場へ向かうことができます。
パノラマスキー場ホテルから約26分
下倉スキー場ホテルから約27分
※いずれもホテルから車での平常時の目安です。積雪や道路状況によって、所要時間は変わります。
このホテルの強みは、
どこか一つの山に近いことではありません。
いくつもの山を、
選択肢にできることです。
その日の天気。
雪の状態。
そして、その朝の気分。
朝になってから、
行き先を決められる。
「近い」は、
地図と数字で伝えられます。
でも、映像にしたかったのは、
その近さが生む自由でした。
目覚ましを止める。
カーテンを開ける。
スマートフォンで
天気を確かめる。
コーヒーを飲む。
そして、
まだ決めない。
決めていない時間そのものを、
旅の楽しさとして
残したかったからです。
どこへ行こうか。
どの山にしようか。
今日は、どんな雪だろうか。
その迷いは、
面倒な時間ではなく、
楽しさが始まっている時間なのだと思います。
03 / DEPARTURE
「いらっしゃいませ」ではなく、
「いってらっしゃいませ」
フロントで、
スタッフが尋ねます。
主人公は、
行き先を言葉にしません。
見る人が、
自分の好きな山を
その沈黙に置けるように。
安比かもしれない。
下倉かもしれない。
八幡平リゾートかもしれない。
奥中山かもしれない。
岩手高原かもしれない。
あるいは、
まだ決めていないのかもしれない。
その余白を伝えたかった。
スタッフは最後に、
と見送ります。
ホテルのPVで、
中心に置いたのは、
「いらっしゃいませ」
ではなく、
「いってらっしゃいませ」
でした。
ホテルで過ごす時間だけではなく、
そこから始まる一日までを、
この場所の価値として描きたかったのです。
ホテルは、
旅の終点ではなく、
朝の出発点にもなれる。
ビジネスホテル西根さんを撮るうえで、
そのことがとても大切でした。
04 / BASE CAMP
選べるって、自由だ。
ここが僕らのベースキャンプ。
最初の企画書に書いた
「ベースキャンプ」という言葉が、
ようやく繋がりました。
コピーを考えるとき、
言葉だけが先に立つと、
少し軽くなってしまうことがあります。
でも今回は、
客室の静けさ、
朝の迷い、
フロントでの会話、
雪を滑る音。
そのすべてが重なって、
最後にこの言葉へ戻ってきました。
ベースキャンプとは、
ただ泊まる場所ではありません。
次に進むために、
一度、整える場所。
その日の行き先を決める前に、
気持ちを少しだけ自由にする場所。
ビジネスホテル西根さんには、
その価値があると思いました。
ここが僕らのベースキャンプ。
長い時間をかけて、
この言葉を一緒に育ててくださった
ビジネスホテル西根の皆さまに感謝します。
この冬、
どの山へ向かうか。
その答えは、
朝になってから決めてください。
CREDITS
Client: Business Hotel Nishine
Creative Director: Hisato Nakatsubo
Director: Hisato Nakatsubo
Planner: Hisato Nakatsubo
Cameraman: Hisato Nakatsubo
Production Sound Mixer: tosahi
Editor: Hisato Nakatsubo
Colorist: Hisato Nakatsubo
Sound Mix: tosahi
Produced by Garde Brain Inc.
ご縁に感謝。
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