「正解なんてないから、自分の道を信じて進んでほしい」母校の後輩たちに伝え続ける僕の想い。
新興製作所さんのPVを制作させていただいた年から、毎年インターン生に講話をする機会をいただいています。
正直なところ、母校の後輩たちが訪れるたびに「あぁ、自分もこうやって少しずつ先輩になっていくんだな」と実感させられます。
こうして講話の場をいただけるのは、本当にありがたいことです。
最後に伝えるのは、いつも同じことです。「正解はないから、自分で考えて信じた道を進んでみてほしい」と。僕が話すことは、あくまで僕自身の経験から導き出した“それっぽい正解”であって、万人に通じるものじゃない。
だから、自分の心が向かう方向に素直であってほしいんです。
ただ、僕自身の話をすると、新入社員の頃はとにかく盲目的でした。憧れの人についていくのに必死で、自分で考えていたかというと…うーん、正直考えてなかった。
でも、そういう時期があったからこそ得られたものもあって、「これが良い」とは一概に言えないのが難しいところです。ただ、それでも、自分で考える力を少しでも早く身につけてほしい、それが、僕自身が少し遅かったせいで感じている「もどかしさ」でもあります。
今は逆に、クリエイターとして“自分”を抑えるのが大変なんですけどね(笑
でも、なぜか気づくと学生たちと話す機会が多いんです。中学生、高校生、大学生。撮影だったり、講話だったり。たぶん、自分がそういう場をどこかで求めてるんだろうな、なんて思ったりします。
後輩たちの未来に、少しでも役に立ちたい。
彼らの中で、「あのときの話、ちょっと良かったな」って思ってもらえる瞬間があるなら、それだけで十分です。
こういう機会をいただけるご縁に、感謝しかありません。
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